宮田あやこ、初雪の季節に歌う
あやこに立て続けに札幌FM局から出演の依頼があった。一つはFMアップルの番組「ランシング・ノート」DJは相良光喜さん。毎週土曜日の夕方5時からの1時間、ジャズ音楽ライブ・プログラムでなんと映像がインターネット配信もされている。相良さんは札幌出身だが東京で長くベーシスト&作詞家として活躍されていた方。LOOKというアイドルロック?グループなどに詞を提供、作詞術を伝授した著作もお持ちだ。音楽ビジネスのノウハウも知り尽くしている。札幌に待望久しかった人材だ。きっと札幌ジャズ音楽家の大きな後ろ楯となってくださるだろう。あやこへのインタビューも的を射たものであやこものびのびとおしゃべりすることが出来た。フォローのHPも読み応え充分。先週は豊口健さんも出演。http://lansingnote.seesaa.net/
もう一つはFM NORTH WAVE タック・ハーシーさん構成&DJによる「JUKE POINT」。月~木の4日間タックさんインタビューによるあやこの語りと、内容に関り深い曲がON AIRされる構成になっている。(月 )ジョアン&アストラッド・ジルベルト「イパネマの娘」 (火) 宮田あやこ「ALASKA」 (水)リンダ・ロンシュタット「LOSE AGAIN」 (木)宮田あやこ「CHILD OF MINE」がON AIRされた。タック・ハーシーさんは卓越した話術と音楽に対する造詣の深さで、誰もが認める北海道ナンバーワンDJだ。このプログラムは大きな音楽の流れの中にジャズを位置づけいてジャズを狭い視点からとらえていない。あやこは音楽家でもある同世代のタックさんと意気投合。まだまだ我々に残された使命の多さを実感。
お二人のDJに共通したのは現在だけではなくプロデビュー前子供のころ与えられた音楽の影響にまでさかのぼって関心を寄せていたこと。あやこヒストリーをそれぞれのやり方で番組上で構築していただいた。永く活動を続ける音楽家の存在は、後に続く音楽家たちへの力ともなる。そんな視点を持ったお二人の含蓄には敬意を表したい。
そんな折、今年も11月18日(日)に札幌グランドホテル「オールドサルーン1934」で開かれたのが宮田あやこ
「素晴らしきアメリカ・スタンダード・メロディーへの旅」。ジョージ・ガーシュウィン、コール・ポーター、リチャード・ロジャーズの曲を中心にあやこに影響を与えたボサノバ、60&70’S新しいスタンダードの創造者バート・バカラック、ビートルズ、イーグルスの曲など新旧スタンダードで構成された今回のコンサート。今年も満員の観客を迎えて開催された。
1部
S’WONDERFUL(豊口、山本、柳)
1. SOMEONE TO WATCH OVER ME
2. LOVE IS HERE TO STAY
3. IN A SENTIMENTAL MOOD
4. YOU TOOK ADVANTAGE OF ME
5. IT NEVER ENTERD MY MIND
6. A GIRL FROM IPANEMA
7. CLOSE TO YOU
8. DON’CHA GO’WAY MAD
9 .MY FAVORITE THINGS
2部
1. IN THE STILL OF THE NIGHT
2. DINDI
3. FALLING IN LOVE AGAIN
4. AGAIN
5. DREAM A LITTLE DREAM OF ME
6. TRY TO REMEMBER
7. I’VE GOT YOU UNDER MY SKIN
8 . SO IN LOVE
9. LOVE ME DO
10. DESPERADO
11.IT’S ALL RIGHT WITH ME
アンコール
I’LL BE HOME FOR CHRISTMAS
札幌はここ数日の寒さで雪も降りすっかり街は冬景色へと変わった。今年は観客の年齢層が高かった。70歳を過ぎたと思われるご夫婦、息子さんにエスコートされたお母様。人生の辛酸を嘗めここまで生きてこられた方たち。あやこワールドはそんな方たちの心に温かな小さな炎を灯すことができただろうか?たぶん答えはYES。演奏中、皆さん実にいい表情をされていた。おとなしすぎるくらい熱心に聴いていただけた。M氏はグラスをテーブルに置くときでさえ気を使ったと語ってくださった。音楽(ライブ)はその場に居合わせる皆で作り上げるもの。皆さんからの心のフィードバックであやこがいい歌を歌えるのは当たり前。彼女自身満足できるステージだったと思う。アンコールの拍手が鳴りやまぬ中ぜーぜー言って呼吸を整えているあやこに早くステージに戻って、と急かしたこと私反省します。もっともっと大きな心を。私はまだまだ人間修行中です。ピアノ&アコーディオン&ピアニカ!豊口健さん、Eギター&ボサノギター山本敏嗣さん、初共演ベース柳真也さんたち名サポートどうもありがとう。音響の小竹さんにもTHANKS。あなたたちなくしてあやこワールドは成立しません。


Comments
喜怒哀楽のフットボールを札幌ドームで見た後、東京からコンサの応援に駆けつけた友人と自宅で昇格祝い用のシャンパンやらビールをガンガン飲んでました。すっかり気持ちよくなってましたが、もちろんあやこさんの歌声を忘れるわけがありません。
2部開始の時間、その頃合いを見はからって、タクシーでグランドホテルへ友人と向かいました。
足が勝手に向かうんだな(笑)。
sold outは知ってましたが、ダメなら廊下でワイン片手に壁に寄しかかりながらでも、聴こうか・・・と思っていたのです。満席のなか、サルーンの中でなんとかゆったり聴けたのはラッキーでした。
喜怒哀楽の試合を観戦したあとでしたから、いつもより、なおさらあやこさんの安定した歌声に感無量。友人も歌声に感動し、普段は静かにしてるのにイエッ!と声を出す。
凄く凛としたステージだったと思います。
季節があり、人生があり、そしてお客さんもそれに感動していたすばらしいライブだったと思います。
これでまたがんばれるというものです。
Posted by: kicks | November 19, 2007 at 09:03 PM
こちらの「宮田あやこ、初雪の季節に歌う」を読み、本当に当日グランドホテルでステージを見ることが出来た幸運を感じています。
今回の札幌滞在は、晩秋から初雪の頃に移り変わる絶妙のタイミングでの数日間でした。
まさに札幌の街が雪景色に変わる 氷点下5度の18日の夜に あやこさんのステージは私の心に温かな炎を灯してくれました。
マスターのご質問の答えは YESですよ!。
あやこサン ワールドに引き込まれたな~♪
何度かGERSHWINでお聞きしていた歌声と同じはずなのに 18日のソレは更に魅力的で 見入って、聴き入ってしまいました。
こんな言葉は 今更 あやこサンには失礼だと思いますが「上手い、美味い、旨い、巧い、うまい。」と何度もつぶやいてしまいました。
宮田マスター様、バンドの皆さんも勿論ですが、私が何時も感じているのは「あなたなくして あやこサン ワールドは成立しません」です(笑) これからも素敵なステージを作ってください ありがとうございました。
冬京 になりつつある街から ステージの様子がハッキリと思い出せるAKIでした。
Posted by: AKI | November 22, 2007 at 12:40 AM
宮田マスターさん、はじめてのライブ参加でしたので一部と二部同じ曲を歌うと思って二部に行きましたが、今、マスターさんのブログを拝見すると一部から行けばよかったと後悔しました。
僕ははっきり言ってアメリカ・スタンダード・メロディーを知りません、しかしあのライブ会場にいられて幸せでした。
会場にいた皆さんの温かさ、それを引き出したあやこさんの歌声とお話、そしてバンドの方々とあやこさんの信頼関係そこは最高の環境でした。
音楽に詳しくない僕が一瞬いや二、三瞬ウルウルとなり心が温かくなるのを感じました。
そして、マスターさんが会場のみなさんが気づかないような程度の音でバンドの方々に何度も拍手を送っていたのに感動し、あやこさんの歌う姿を見守る姿に本当に羨ましいご夫婦だと感じました。
外の雪の寒い世界とは対極にあったライブ会場でした。ありがとうございました。
Posted by: 山の住人 | November 23, 2007 at 10:14 AM
KICKS,AKI,山の住人様コメントありがとうございました。
コンサートを主催する時、企画が始まった瞬間から不安が始まります。お客さんはやってくるのか、ミュージシャンは大丈夫か、天候は良いか、あやこの体調はどうか本番中アキシデントは起きないか、お客さんの満足いくステージに出来るか・・他のことには集中力をもてなくなります。
本当はもっとコンサートを積極的に企画しても良いのでしょうが、私生来何事も起きない穏やかな日常を好む体質を有してまして、本当は緊張感ある日常など真っ平ごめんなのであります。あやこが積極的にガーシュウィン以外で歌わない一因はそのあたりにもあります。
しかしあやこの歌を多くの方に聴いていただきたい、という思いもあふれんばかりにあって、そこのところをどうバランスをとっていくか、これからのテーマです。
僕が強調して言うのもヘンですが、あやこの歌いいんですよね。今回は2部からは仕事を放棄して客席から観ましたが、皆さんの反応も良くわかるし、ナンシー梅木さんが会場にいたのもわかりました???伝法さんもいたかな・・。人生の様々なことがあやこの歌を聴いているとよみがえってきます。これまでの人生まあまあじゃないかと、皆さんもきっとそう思われていると感じていました。
皆様の感動してくださる姿が何よりの力になります。あと何年歌えるかはわかりませんが、来年はNEW CD制作等、ちょっと頑張ってみます。どうぞ変わらず見守ってください。
ありがとうございました。
Posted by: 宮田マスター | November 23, 2007 at 12:36 PM