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告井延隆 SGT.TSUGEI ONLY ONE CLUB BAND LIVE

あやこのレコーディングはまだ続いている。いつ発売という縛りはないので、喉をいたわりながらほぼ一週間に一度5~6時間のペースで歌入れをしている。前作「ロッカバイ」は子守唄というテーマがあったので、ヴォーカルもソフトなものが多かった。今作はシンガー宮田あやこを前面に打ち出した作りなので、ヤワではいられない。納得のいくまで集中力が続く限り続けようと思う。ジャケット制作、写真撮影、曲の選定、曲順決め、アルバムタイトル決定等の作業がまだ残ってる。アルバムタイトルは今までの例からいくともう決まっていて良いはずなのだが、まだ決まっていない。最後の最後に音楽の神様がご褒美に与えてくれるのだろう。

レコーディング中生活はすべてそのことが中心になる。爽やかな北海道の夏を心から味わえるという雰囲気にはならない。最近ある映画監督の逸話を聞いたのだが、映画撮影中は毎朝嘔吐するのだそうだ。創作の現場とはそれほどに緊張、集中するものなのだ。音楽はリラックスも必要条件なので出来るだけ穏やかな日常をと心がけている。

そんな最中GERSHWINで開かれたのが告井延隆「PLAYS BEATLES」ライブ。日本ロックの黎明期から活動している告井さん。DEW、乱魔堂、小阪忠,などで活動しはっぴいえんどから誘いがあったことも。そんな彼が最近発表したのがアコースティックギター一本でビートルズを再現しようという試みのアルバム。オーバーダビングなし、変則チューニングなし(1曲だけ)。といって告井さんには気負いはまったくない。10代の頃のギター小僧に戻って嬉々としてビートルズと遊んでいる。ライブもリラックスしたもので、リクエストされたものはみな演奏した。当然未完成、難曲もあるわけだが、その失敗さえも楽しんでいて、完成度の高いアルバム収録曲より楽しめたくらいだ。

日本のロックの歴史と共にある告井さん。テクニックだけじゃないもっと深い何かを我々に示してくれた、満足度100%、観客みなが幸せになれるライブだった。あやこもレコーディング中に心地よい刺激を戴いた。さあ、いいアルバム完成させるぞ!

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