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「Dream a little dreamコンサート 」      心のカイロになったかな?

宮田あやこ「Dream a little dreamコンサート」を終えた。会場は札幌グランドホテル オールドサルーン1934.本当はもっと大きなホールでの開催も考えたのだけど、ジャズ・コンサートというのはお客様にもリラックスしていただくのが一番。それにはやっぱり良い酒とおつまみが欲しい。クラシックコンサートじゃないんだから連れ合いの方と軽い会話をしながら鑑賞してくださっても大いに結構。ジャズライブの名盤には明らかに演奏と関係ない笑いが聴こえるものがあったりもする。どんなアクシデントがあっても動揺しない強靭さがなければジャズミュージシャンは務まらない。また彼らは同じ演奏を決して繰り返さない。どれだけ多くの引き出しを持つかでジャズミュージシャンとしての力量が問われる。

例えば今回演奏された「AGAIN」。本番で突然アレンジが変更され豊口健は演奏を休み、山本敏嗣のギター、柳真也のベースのみのバックで演奏された。驚いたのはあやこだけど、そこで動揺してなどいられない。2部では前後の流れから「FALLING IN LOVE AGAIN」が豊口健の指示で突然後半ボサノヴァアレンジに。かつてそんなアレンジでこの曲が演奏されたことはない。リハーサルから付き合っている僕はそのつど冷や汗タラ・・(^^;)しかし彼らはそんな時ほど楽しそうに演奏している。あやこもタフになってきた。彼女が必ずしもジャズ・ミュージシャンだとは思わないが、そんな変化を楽しめる音楽家になってきた。
2008年11月16日(日) 
札幌グランドホテル オールドサルーン1934
1部
KEN'S TRIO OPENING MUSIC
1.YOU DO SOMETHING TO ME
2.I LOVES YOU PORGY
3.’S WONDERFUL
4.YOU TOOK ADVANTAGE OF ME
5.I’M IN THE MOOD FOR LOVE
6.DO’CHA GO ‘WAY MAD
7.QUE SERA SERA
8. JUST SQUEEZE ME
9.AGAIN
10.I’VE GOT YOU UNDER MY SKIN

ENCORE
OVER THE RAINBOW


2部
KEN PLAYS ACCORDION
1.THE APRIL FOOLS
2.DREAM A LITTLE DREAM OF ME
3.MY OLD FLAME
4 IT’S ALL RIGHT WITH ME
5..FALLING IN LOVE AGAIN
6.THIS BOY
7.LOVE ME DO
8.IN THE STILL OF THE NIGHT
9.I’VE GOT A WORLD ON A STRING
10.TRY TO REMEMBER
11. I HEAR MUSIC

ENCORE
HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS

今年は1部、2部入れ替え制にしたので、それぞれに全力投球。1部1時間15分 2部1時間25分のヴォリューム。2部ともお聴きになった方たちは満腹感をお持ちになったのでは?1部「DON'CHAGO'WAY MAD」前奏で柳真也はCDの加藤真一のベースフレーズを再現(嬉しかったよ♪)し間奏のソロでは大暴れ。会場を大興奮に。人生はケセラセラ、自然に任せなさいとのメッセージの「ケセラセラ」。この曲をあやこは今回のステージのため10数年ぶりに歌った。豊口健のアコーディオンも最高。ポップス(流行歌)でもいやポップスだからこそ大きなメッセージを持てるという一例を示した。いやそんな理屈抜きに、この曲では観客の皆さんがきっと心の中で一緒に幸せに歌っていたはず。

2部は落ち着いた雰囲気。徐々にペースを上げてきていた山本敏嗣のギター「DREAM A LITTLE DREAM OF ME」のほのぼのとした演奏は素晴らしく、「LOVE ME DO」のソロでは炸裂。最高のグルーブ感を生み出した。
T嬢が「泣きそうになっちゃった」と感想を述べてくれたあやこと豊口健による「IN THE STILL OF THE NIGHT」。

世知辛い世の中で、つい後ろ向きの考えをしてしまいがちな昨今。そんな時こそ、昔の友人に会ったり、お酒を飲んだり、映画を観たり、音楽を楽しんだり、ゲームをしたり・・幸せな時間に自分をおいてみるといろいろな可能性が世の中にはあふれていることに気付くはず。

皆さんがあたたかな年末を迎えられますように。

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心のひだにとどくもの

今年は自分にとって本当にあわただしい年だった。一週間経つのがあっという間、宮田あやこCD録音、発売、コンサート等あやこの10年ぶりの発表となるCDにかかわる時間が多かったのがその一番の理由だ。本来ならいの一番に僕のブログで紹介したい出来事、本、音楽もあったのだが果たせなかった。

CD「Dream a little dream」フィーヴァーも(僕の中での)一段落しちょっとほっとした時に聴いたのがジャクソン・ブラウンの6年ぶりの新作「TIME the CONQUEROR 」。例によって政治色強いメッセージの曲もあったりするが、僕にとっては彼の声、サウンドアレンジが何より重要。新作は懐かしい響きがあり、妙に心に染みる。久々の快作といっていいと思う。またこのCDを聴かせてくれた藤本氏によると2インチマスターテープに録音されたそう。おそらく答えはここにもある。アナログ録音による音の温かさ、深さがとっくにジャクソン・ブラウンから卒業したはずの僕の心をこんなにも揺らすのだ。

今年聴いたシェルビー・リンの新作もアル・シュミットによる2インチマスターテープ録音だった。ダスティ・スプリングフィールドへのオマージュでもあるこのアルバム、音が温かくてスカスカの演奏が気持ちよかった。決して上手ではないシェルビーの歌がこれも心に染みた。

天辰保文さんの「ゴールド・ラッシュのあとで(音楽出版社)」という彼の評論集もアナログの手触り。彼が北海道新聞に毎週書き続けている音楽コラムからの文章とライナーツ、音楽雑誌に寄せた文章を集めたもの。さしずめBEST OF AMATATSU といった趣の内容だ。彼の文章に向かい合う時僕はいつも襟を正す。彼の紡ぎだす文字たちは音楽家への敬意と愛情にあふれる。真摯に音楽と対峙している彼のスタンスは彼が文章を書き始めた70年代から現在まで一貫している。

宮崎駿の新作アニメもCGには頼らないアナログ(アナクロ?)手法で話題になった。こじつけて言えば、時代が失われつつある本物の手触りを再び求めはじめているのかもしれない。

宮田あやこの新作も「デジタルを経由すればするほどに音が濁る」という主張の小竹直樹氏に録音をゆだねた。残念ながら2インチマスターテープの使用はならなかったが、アナログでやれる部分はそれにこだわった。そんな風に作られた「Dream a little dream 」皆さんの心にどう響いただろうか。

完成した「Dream a little dream」の特別ページが出来上がったので、是非ご覧あれ。
当ページAYAKO MIYATAのページから行けます。→

また東京「ディスク・ユニオン」各店にも置いてあります。
札幌、釧路は「コーチャンフォー」各店。
それ以外の方は当HPGERSHWIN STOREか専用フォームよりご注文お願いします。→↑

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